
【プロコーチ直伝】中途半端な距離のアプローチを攻略!振り幅コントロールで100切り達成!
Share
残り50ヤード。
しっかりグリーンに乗せてボギーがそうだったと思っていたのに・・・打ったボールはグリーン手前のバンカーの中に。 結局終わってみれば大叩き!その結果、今回もやっぱり100を切れなかった・・・
こんな経験はありませんか?
ショットが安定してきたのに、中途半端な距離のアプローチが苦手で100がなかなか切れないと悩むゴルファーは非常に多いです。
そこでこの記事では、振り幅をコントロールして中途半端な距離を打ち分ける方法を解説します。
この記事を読めば、今はアプローチの距離の打ち分けが苦手なゴルファーでも、狙った距離を打てるようになります。
アプローチの距離の打ち分けで大切なことは、振り幅・リズム・テンポです。順に解説していくのでアプローチを安定させて100を切りたいゴルファーは最後まで読んでください。
この記事を読んで分かる事
- 中途半端な距離のアプローチが難しい理由
- テンポを一定にし、スイングの安定性を高める(メトロノームの使用が推奨)
- リズムを一定にし、力みなく振る舞うことを大切に
- 振り幅で距離を任意に打つため、基準を持つ(例:腰から腰の振り幅で30ヤードなど)
- オススメの練習方法
中途半端な距離のアプローチが難しい理由は?
それは「スピードを調整しないといけない」から
中途半端な距離のアプローチとは、フルスイングでは大きすぎる、軽くぶつけると思わないような、ある程度をしっかり使って身体を打たないように注意を払います。一般的には40~60ヤード程度の距離が該当します。
このような距離ではフルスイングのようにクラブが距離を打ち分けられないので、自分でクラブスピードを調整して距離を打ち分ける必要があります。
ではなぜ、中途端半な距離のアプローチはプロでも難しいと言うのでしょうか? それは、フルショットと違い、クラブスピードを加減する必要があり、スイングのテンポやリズムが不安定になるためです。
スイングのテンポやリズムが乱れるとクラブの不安定なミスショットをしやすくなります。また、フェースにしっかり当たったとしても、オーバーやショートなどの距離のミスも起こります。
距離感に不安をもったままショットを行うとメンタル面の難しさも出てきます。 中途半端な距離のアプローチを成功させるためには、クラブスピードをコントロールし、自信を持ってショットすることが不可欠です。
中途半端な距離のアプローチを攻略する3ステップ
中途半端な距離のアプローチを成功させるためには、
1.スイングテンポを安定させる
2.リズムを一定に
3.振り幅で距離を打つ任意
ことが重要です
テンポの重要性と心構えのための練習方法
テンポの重要性について。テンポとは、スイングにかかる時間のことです。どの振り幅でもアドレスからトップ、トップからインパクトにかかる時間を一定にすることで振り幅を変えたときに距離が変わります。
※テンポが一定になることにより、振り幅を変えるとクラブスピードが変わる距離が変化します。
おすすめの練習方法はメトロノームを使います。スマホのメトロノームアプリを使いましょう。
おすすめの練習方法
1.使用クラブはサンドウェッジ(サンドウェッジが苦手な方は、アプローチウェッジでも可)
2.メトロノームを80ビート、3/4にセット。
3.メトロノームの音をアドレス・トップ・インパクトに合わせてスイング。
なかなか音に合わせて打てない方は、はじめは音に合わせて1、2、3と声を出しながら打ってみましょう。
1でアドレス、2でトップ、3でインパクトになるように繰り返し練習します。
リズムを確実にするためのコツ
テンポができたら、次はリズムです。 リズムとはスイング中強弱です。 スイング中に緩んだり力が入って狙った距離が当たって消えてしまいます。
リズムを一定にするコツは、肩の力を省き、グリップを握る力をスイング中に変えないことです。
握る力はお好みで!多少軽くても強くても大丈夫です。強く握りすぎてスムーズにクラブが振れなくなるのはNG。
私のおすすめのグリップを握る力は、普段より少しだけ力を入れます。 手首が多少ロックされていたほうが、クラブの動きすぎを抑えて距離の打ち分けがしやすくなります。
振り幅で距離を打つ練習法
テンポとリズムが出来たら次は、基準の振り幅を作ります。100切りを安定させるためには、10ヤード刻みの基準を作りましょう。
振り幅の基準はトップと終わりの手元の位置で作ります。左右対称を意識してスイングします。
[距離別の手元の位置]
30ヤード:腰から腰
40ヤード:おへそからおへそ
50ヤード:みぞおちからみぞおち
60ヤード:胸から胸
70ヤード:肩から肩
※手元の高さがこぶし一個分変わると10ヤード変わる。
おすすめの練習方法
手元の高さがみぞおちの50ヤードから、始めましょう。トップでは左腕が床と平行、フィニッシュでは右腕が床と平行のハーフショットになるはずです。
繰り返し練習して、正確に50ヤード打てるようにします。
※ハーフスイングをした時の距離を基準にするよりも、ハーフスイングで50ヤード打てるようにするのがおすすめです。
50ヤードをしっかり打てたら、次は40ヤード、60ヤードとあとの距離を練習していきましょう。 注意点として、インパクト時のロフト(フェースの角度)が変わると距離がばらつくので、アドレス時のボールと手元の位置は一定になります。
距離の打ち分けを覚えて、100切りを目指そう!
中途半端な距離のアプローチを成功させるためには、「テンポ」「リズム」「振り幅のコントロール」が重要なので知っていただけましたか?
この記事では、中途半端な距離のアプローチが苦手でなかなか100が切れない方に向けて、振り幅をコントロールして距離を打つ方法を解説しました。
この記事で解説した、手順やコツ、練習方法を参考に、繰り返し練習すれば、必ず距離を打ち分けられるようになります。そうすればきっとコースで、自信をもってアプローチが打てるはずです。
ぜひ、中途半端な距離のアプローチを攻略して、100切りを達成してください。