
アプローチの成功は「正しい構え方」から!作り方と手順をプロが徹底解説
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今日もアプローチがうまく打てずにグリーン周りから大叩き…
100を切るのは、半分諦めモードに…
アプローチで悩まない方法を誰かに教えて!
アプローチが苦手なゴルファーが、実は構え方が悪くて失敗しているケースは非常に多いです。
今こそ、アプローチの構え方を1から考えてみませんか?
この記事では、アプローチが苦手でなかなか100が切れないと悩んでいる方に向けて、アプローチの構え方で重要な3つのポイントである
- 飛ばない構えを作る
- ボールの位置は左足かかと内側にセットし、オープンスタンスで構える
- クラブを正しくセットする
これらについて解説します。
この記事を読めば、アプローチを成功させるためのスタンスがわかります。スタンスを変えるだけでアプローチは間違いなく安定しますので、ぜひ最後まで読んで、100切りを達成してください。
アプローチの構え方で重要な3つのポイント!
アプローチショットは、スコア100切りを目指すゴルファー重要です。アプローチの正しい構え方を身につけることが、アプローチの成功確率に直結します。なぜ構え方が重要なのか、その理由を解説します。
正しいアドレスがアプローチの精度を左右する
アプローチで狙った場所に正確に打つためには、『インパクト』『距離』『方向性』が重要です。これらの精度を上げるためには正しい構え方が必要不可欠。
アプローチでは、わずかなズレがミスショットにつながります。原因の多くは構え方にあります。
間違った構え方ではスイングが不安定になりアプローチが安定しません。正しいアドレスがスイング軌道、方向性、距離感を安定させ、ミスショットをなくします。
ポイント1 飛ばない構えを作る
アプローチでは、飛ばすことよりも方向性と距離感が求められます。飛ばない構えをした上で、体をしっかり使ってコンパクトなスイングをすることがアプローチを成功させる秘訣です。
大きく飛ぶ構えをしてしまうと、スイングを加減する動作が入るので正確なインパクトや距離感、方向性が出しづらくなります。
飛ばない構えを作るためには、下記のことを守りましょう。
飛ばない構えを作るには
- スタンス幅は狭く
- ボールに近く立ち、脇を軽くしめる
- グリップを少し強く握り、ハンドアップ(手元を上げる)する
これにより以下の制圧され、ボールの予期せぬ「飛び」を防げます。
スタンス幅を狭くすることで無駄な体重移動を抑える
ボールに近く立ち脇を軽く閉めることで腕の使いすぎを抑える
グリップを強く握り、ハンドアップにすることで手首の使いすぎを抑える
飛ばない構えを作ることで、体をしっかり使ったコンパクトなスイングができ、安定感のあるアプローチが打ちやすくなります。
ポイント2 ボール位置を常にオープンスタンスで構える
ボールの位置は左足かかとの内側、足は軽いオープンスタンドで構えます。
ボールの位置を一定にすることでインパクト時のロフト(フェースの角度)が安定し距離を合わせやすくなります。また、インパクトからフォロースルーする体を動かしやすくするために、オープンスタンスを作ることが重要です。
オープンスタンスとは、左足を向いて構えることにより両足を結ぶラインが目標の左を向く構え方。
肩のラインは左を向かないように注意。
アプローチでは、ボールが上がりすぎてショート、インパクトで詰まってしまうダフリやトップなどの失敗がよくあります。失敗の原因はボールの位置とスタンスの向きにあるかもしれません。
心に当たりのある方は、ボールの位置とスタンスの向きを確認してみましょう。ボールの位置とスタンスを見直すことで、正しいインパクトができるようになり距離感が向上するはずです。
ポイント3 クラブを正しくセットすると方向性が良くなる
アプローチの打球方向は、ほぼフェースの向きで決まります。 ただし、フェースが最初から目標に向いていない方が多いのが現状です。
構える時は、正しくクラブをセットすることから始めましょう。 正しくセットされたクラブに合わせて構えを作れば、正しい構えが取れるようになり目標に正確に戦うことが可能になります。
正しいクラブのセットとは
- フェースが目標にスクエア
- ソールが床にしっかりついている(トゥ側やヒール側が浮いていない)
- シャフトが少し目標方向に傾いている
クラブが正しくセットされないと、
- うまく打てても方向性が悪い
- クラブの動きが悪くなりスムーズにスイングできない
などのミスにつながります。
「構えが右向いているよ」などと、目標にまっすぐ構えないと指摘されたことがある方は、最初にクラブを正しくセットしてから構えてみてください。
アプローチの正しい構え方の手順!3ステップ
ここでは、正しい構え方を作る手順を3ステップに分けて具体的に紹介します。アプローチを成功させるためも、ぜひ読んで実践してみてください。
ステップ1:ボールにクラブをセット
次に、フェース面を目標にスクエアに向けます。フェース面を目標に向けるのが苦手な場合は、1メートル先のボールと目標を結ぶスパットを作るのがおすすめです。
スパット…目標方向を示す目印のこと
次に、クラブのソールをしっかり床につけます。トゥ側やヒール側が浮いてしまうとロフトのあるクラブほどフェースの向きがズレますので注意しましょう。
最後に、シャフトを目標方向に考えます。 ハンドファーストでもハンドレイトでも、ハンド元がちょうどボールの上に来る位置にグリップをセットします。
ステップ2:体のポジションを作る
次に、左足かかと内側にボールが来るように足の位置を決めます。
スタンスの幅は、限りなく構えます。私の場合は20ヤード以内のアプローチなら足の間がボール一個分。30ヤードならこぶし一個分。50ヤード以上ならこぶし二個分。
最後に、右脇を軽くして右側をグリップします。手の元の位置が左脇の内側、体との間隔はこぶし一個から一個半になっていればOK。
ステップ3:オープンスタンスを作る
左足を軽く後ろに引き、頭少し左に向けてオープンスタンスを作ります。肩の向きはできるだけ目標に平行します。
最後に力を入れて軽くワッグルしながら体のバランスを整えて構えは完成です。
この3つのステップを意識することで、アプローチを成功させるための正しい構え方が身につきます。 ぜひ、繰り返し練習して、正しい構え方でアプローチを打ってください。 確実にアプローチ技術が向上するはずです。
正しい姿勢のチェックポイント
- スタンスは狭くオープンスタンス
- 手元の位置は、左太ももの内側で体との間隔はこぶし一個から一個半
- クラブフェースは目標を向いていて、ソールはしっかり地面に設置している
- 肩のラインが目標と平行で、両脇が軽く締まっている
- ボール位置は左かかと内側
まとめ:構えを改善して、100切りを達成しよう
この記事では、100切りを目指すゴルファーに向けて、アプローチの構え方について解説しました。
アプローチが上達する構え方の基本は、以下の三つです。
アプローチが上達する構え方のコツ
- 飛ばない姿勢を作る
- ボールの位置は左足かかと内側、オープンスタンスで構える
- クラブを正しくセットする
また、正しく構えるための手順についても紹介しました。 実際に正しい構え方に変えるだけでアプローチがうまくなり、100切り達成された方もございます。 ぜひこの記事を参考に構え方を見直してください。
ラウンドで正しく構えられれば、アプローチが安定し、無駄なミスを減らすことができます。きっと100切りを達成できるでしょう。
アプローチの打ち方については別記事で解説していますので、また参考にしてみてください。